住宅ローン控除期間中に住宅ローンの繰上げ返済した方が得か?
住宅ローンの繰上げ返済を住宅ローン控除期間が終わってから実施した方がいいか、控除期間中も実施していった方がいいか、ググっても両方の意見があってモヤモヤしたので、自分で計算してみた結果です。
【この記事は妻への共有が主目的です。】
死亡時などに住宅ローンが保障されたり、住宅ローン中にためたお金で資産運用で儲けたりするのは、ややこしくなるので一旦省きます。あくまで、ローン金額と控除の合計での比較です。
住宅ローンの条件
計算の仕方
- 住友信託銀行の計算式を利用
- 借入諸費用は除く
- 住宅ローン控除額は各年のローン残額の100分の1で、100円の位切り捨て
計算の結果
繰上げ返済をしない場合
- 総返済額 32,515,874円
- ローン控除合計 -2,401,000円
- 合計 30,115,874円
繰上げ返済を10年間後から開始する場合
- 総返済額 30,203,949円
- ローン控除合計 -2,401,000円
- 合計 27,892,949円
※リンク先の計算式の設定上、一か月の繰上げ最大は300万円なので、10年目は複数ヶ月にわたり繰上げ返済を実施
繰上げ返済を1年1か月目から毎年250万円実施する場合
- 総返済額 29,167,133円
- ローン控除合計 -1,060,000円
- 合計 28,107,333円
※9-10年目くらいでローン返済完了
考察
- 繰上げ返済はした方が絶対良い。
- 住宅ローン控除後にローンの一括繰上げ返済しても、住宅ローン控除期間中にローンの繰上げ返済していっても、お金の合計ほとんど変わらない。あとは、年収によるローン控除の効き具合や、育休期間で年収が下がった場合にローン控除が減る分をどう考慮するかで、ローン控除期間中の繰上げ返済をするか判断すれば良さそう。
- 金利が非常に低い昨今、ローン控除し10年内に返済できれば、ローン金額を実質払わなくてもよくなるのは、改めてすごいと思う。今の金利は計算の0.875%よりもさらに低いし。
計算は簡単にできるので、自分の年収や予定金利に合わせて、自分で計算してみるのがおススメです。